お子様に言ったことがある方が多いのではないでしょうか。
実は答えが出ています。532回だそうです。
ビリギャルで有名になった坪田塾の坪田信貴さんが実験を行ったそうです。
著書の中に書いてありました。
ここで思い返していただきたいのが、「何度いったらわかるのか」とお子様に言った際に、実際に何度言っていましたか?せいぜいが10回程度だと思います。とても532回もいっていないはずです。私自身、子どもの学習能力より前に、私達大人の忍耐力が低いということに気付かされた一文でした。
また、やり方が間違っていることにも思い至りました。532回も言い聞かせてやっとできるようになるのは効率が悪いと思います。以前、「質☓量☓効率」の話をしましたが、ここにも応用して当てはまります。532回という量を追求するより、理解させるための行動を変えて質を上げる方が効果が出ます。
では行動をどう変えればいいのでしょうか。多くの場合は、結果だけを伝えています。「危ないからだめ」などです。そこに具体的なイメージがありません。ですので、何が危ないのかが伝わりきっていないことが多いのです。
そこで、変えるべき行動は「具体的なイメージが持てるように伝えること」です。「◯◯をすると◯◯になるから危ないよ」といった風にです。
また、こちらから「だめ」と禁止するより、「◯◯になるから危ないよ。じゃあどうしたら良いと思う?」など、質問を投げかけて自ら答えを出させるのが理想です。
押し付けられたものではなく、自分が選んだ答えなのでちゃんと実行してくれる可能性が高いからです。