公立高校 グローバル系学科の志願動向(大阪)
- 塾 活
- 2023年2月7日
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我が国のグローバル化は年々進んでいます。今後もその動きは止まりませんので、そのような社会環境で戦える人材育成の重要性は更に増してきていると言えます。
2015年入試までは、グローバル系の学科の入試は前期入試でしたので高倍率(1.8倍台)となっていましたが、後期日程に一本化された2016年度にひとまず1.55倍と落ち着きを見せました。
次の年には若干の揺り戻しも見られましたが、それ以降は4年連続低下しており、2022年入試では過去最低(1.0倍台)を記録しています。
では、どうしてこのように低下しているのでしょうか。
まず1つに、英語力取得の低年齢化が挙げられます。小学校でも英語が教科化されましたが、英検等民間検定の低年齢化は進行しており、高校に入ってから英語力を取得するというニーズの低下が見られます。英語との戦いが既に高校受験の前に終了している子どもが増えてきているのです。それに伴って、英語を高校で特化して学びたいと考える中学生が少なくなってきているのではないでしょうか。
次に、私立高校との競争です。グルーバル系の学科といっても公立高校ですので経済的に大きな負担となる長期間の海外研修や少人数授業の実施には限界があります。その点、私立高校の中には1年前後の長期留学や海外の高校と提携して両方の卒業資格を得られる、中には海外の有名大学への進学に有利になる「国際バカロレア」のディプロマ取得ができるなど、公立に比べてかなり充実した英語力取得のためのツールがあります。
また、大学進学準備を考えた時、高校の3年間ではなく中学からの6年間の中に海外研修を配置しているカリキュラムは安心感が違います。
つまり、皮肉なことに英語力やグローバル感覚への感心の高まりと、それに応える私学の学習環境の向上が相対的に公立高校のグローバル系の学科の競争率低下に繋がっていると考えられます。


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